











安比の山の物語り
森の青きはささめいて
風舞い鳥舞い月流れ
野栗鼠と共に胡桃を喰らい
老子のようなコノハズク
仏法僧と時を告げ
今宵も夜店に提灯飾り
でんでん太鼓に笙の笛
虫は火に入り盆踊り
手招きするもの狐の親子
貉の子供は背が黒く
親が気にして子を隠す
あぶれた二匹がトンビの餌食
骨はカラスが隠し持つ
餅つくウサギは古の山の
伝説語り継ぐ
知らず知らず山知らず
山の住人里知らず、
里の住人、鋤・鍬知らず
毎夜毎夜の大騒ぎ
森の青きはささめいて
風舞い鳥舞い月流れ
安比の山の物語り
ヒロトク詩