









安比の森の団子屋さん
安比の森の団子屋さん
毎夜毎夜の物語り
八幡山に浮かんだ雲は、団子のような丸い雲
風に浮かれて旅をして、姫神山に恋をした
ぽっかり浮かんだ丸い雲、団子のようなその姿
お金も無ければ学も無し、口は無口で色白で
想いは清くぽっかりと、
想いは満ちてぽっかりと
恋する雲は純情で月の明かりに照らされて
真っ赤になって膨らんで、
風に吹かれて通りすぐ
姫神山は人の妻、恋する雲の純情は
手招きうさぎが語り継ぐ
雲は往く満月隠れて星ひかり星は隠れて丸い月
手招きうさぎの三姉妹
お手てを上げて客を待つ
三色団子に、つぶ餡大福、串餅、お茶餅、まん丸お焼き、仲良く並んで客を待つ
今宵も浮かんだ丸い雲、団子のようなその姿
今ではお店の看板で、森の住人時を知り
押すな押すなの、大賑わい
狢(むじな)の親子に、キツネの夫婦、きねずみ、
のねずみ、赤毛の啄木鳥,
月の輪熊にコノハズク,
テンにイタチに山猫姉妹
カラスがカモシカ連れてきて、
押すな押すなの大賑わい
安比の森の団子屋は
今宵もはよから店じまい
今宵もはよから店じまい
手招きうさぎの三姉妹、三匹並んで月を見る
満月ひとつに山ふたつ
ぽっかり浮かんだ丸い雲
恋する雲は純情で風に吹かれて行っちゃった
安比の森の団子屋さん
姉のうさぎは年頃で末のうさぎが真似をする
手招きうさぎの三姉妹今宵も仲良く客を待つ
お手てを上げて客を待つ
安比の森の団子屋さん
手招きうさぎの三姉妹恋する雲の団子売り
八幡山で生まれた雲は
風に浮かれて旅をして
姫神山に恋をした
ヒロトク詩